今日は大人気のこのダーツ
星野光正プロの最新モデル
TARGET PYRO BLAZING SHADOW
(パイロ ブレイジングシャドウ)
を投げてみました。
とは言うものの、既にかなり投げ込んでしまったのでバレルは結構ボロボロになってしまいました(笑)
前作のパイロ3は非常に好評でした。
星野プロといえば昔からダーツをしている人からみれば一時代を築いたダーツ業界のレジェンド。前作パイロ3もそのカリスマ的な人気もあり年間ベスト5に入るセールスだったと思われます。実際色々な人がなげていましたが、投げやすいと評判のダーツだったので、今回もかなり期待されてましたね。
星野光正といえば、別名『炎の皇帝』
星と炎をシンボルマークとして長きに渡り使用してきましたが、今回はちょっと変化を加えてきました。
今回のコンセプトは『黒炎』
今までの燃え盛る赤い炎から、静かなる黒い炎へとイメージチェンジしてきたのが印象的です。
付属のフライトは、こちらも星野プロのトレードマークでもある星と今回のコンセプトである黒炎をデザインしたフライトになっています。
では、少し詳しくみていきます。
まずはスペック
セット重量:約18.5g
単体重量:17.0g
全長:39.5mm
最大径:7.8mm
メーカーの商品説明は…
常に革新を求める星野光正選手が選択したのは、マットグリップ加工を
フロントに施した、3トーンカラーのNEW PYRO。
多角形リングと変形デルタで構成された新しいグリップエリアは、PYROシリーズの特徴でもある「確かな感触」と「抜けの良さ」の両立を継承しつつ、斬新なフィーリングを持っています。
「これは単なるダークサイドバージョンではない。生まれ変わったもう1つの『PYRO』だ」 (星野光正 談)
とのこと。
まず気になったのは、ダークサイドバージョンって、スターウォーズ意識してるんですかね?(笑)
メーカー説明を読むと、パイロ3のマイナーチェンジなのかなとの印象を持っていました。
実際にバレルスペックは前回のパイロ3から大幅な変更はありません。近年の星野プロの好きな形状をそのまま継承しています。
色は黒一色のイメージですが、メーカー的には三色!黒とシルバー、そして前方部のマットブラックの三色とのこと。
マット加工は最近のターゲットのトレンドですね。フィルテイラー のPOWERや村松プロのライジングサンなど多くのバレルで採用されています。
使い込むと加工が削れてしまうので効果は薄くなってしまいますが、パイロの場合は前方部なので磨り減ってきてもスローへの影響は少ないです。
そして今回の目玉、多角形リングと変形デルタの複合カットです。
感想を述べる前に、まずは前作のパイロ3と比較してみましょう。
並べてみると結構違いますよね。
デルタカットに変更はありませんが、前作は四角形のスクエアカットが配置されていた箇所が、多角形リングカットに変更になっています。
また、そのカット構成も後方部に変更がありますね。デルタカットと多角形カットの組み合わせが増えています。
実際に投げてみた感想は、確かにパイロ3から大きな変更がないのでパイロ3を投げている感触に非常に近いです。
前作同様、砲弾型の形状とグリップ位置の太さが万人受けするとても投げやすいダーツですね。
ただ、個人的には前作のパイロ3よりも今回のブレイジングシャドウの多角形リングカットのほうが、グリップしたときと投げた時のリリースの感触が好みでした。
個人的に多角形カットはオススメのカットです。多角形カットのほうが指との接地面積が増え、より安定して飛ばすことができます。
鉛筆でも丸い鉛筆よりも六角形の鉛筆のほうが手にフィットして持ちやすいですよね?あれと一緒です。
今回の多角形リングカットの採用は好材料だと思います。
そしてデルタカットでキッチリと指にかかって力が伝わる。多角形カットの安定感とデルタカットのかかりで安定したスローが再現できると思います。
今回のパイロ ブレイジング シャドウはパイロ3の単なるマイナーチェンジではないですね。
パイロ4としなかったのは、1、2、3と大きくイメージを変えてきた中、今回大幅な変更を加えなかったからではないかと個人的に思っています。
常に挑戦を続ける星野光正としては『4』とするほどの挑戦ではなかったのかもしれませんね。それだけパイロ3の完成度が高いと言えるでしょう。
今回のブレイジングシャドウは
『パイロ3.5』と言えますかね。
星野プロも怪我に苦しんでいた時期もありましたが、最近は復調してきたように思います。安定した調子を維持しつつ、更なる飛躍を今年はみたいですね❗️